
コールセンターのSVって、どんな仕事をするの?
コールセンターの求人では、
SV募集
や
SV候補者求む!
などの広告を目にすることがあります。
SVとは、
”スーパバイザー”
の略で、つまり、コールセンターの管理者・責任者となる立場の人です。
SVの業務範疇は、各会社によっても異なりますが、大まかには下記のような内容です。
- 業務管理全般
- 労務管理全般(採用・育成)
- 稼働管理(人員の最適化・シフト組)
- 収支管理
- クライアントや他部門との打ち合わせ・報告
- プロジェクトの進捗管理(改善企画など)
- クレームの2次対応または3次対応
- 直属部下であるリーダーへの指示だし・育成・管理
- セキュリティやコンプライアンス管理
ざっと見ただけで、かなりやることがありますね・・・。
ほぼ、
一国一城の主
のような仕事ぶりです。
SVの仕事は、正社員なの?
Yesでもあり、Noでもあります。
会社によってSVが正社員であったり、契約社員であったりします。
また、1つの会社の中でも正社員のSVと契約社員のSVがいるケースもあります。
コールセンター BPOなどでは、正社員のSVと契約社員のSVの両方が存在し、仕事内容もほぼ同じというケースが多々あります。
正社員のSVになっている人の経緯は、下記のどれかです。
① 特殊な業務のコールセンターを立ち上げるにあたり、その業界の経験者がいないため、業界経験者の社員からの転職組を採用した場合。
(例えば、初めて保険商品の取り扱い業務を請け負った場合、保険募集人の有資格者がコールセンター の立ち上げに必要だった。などのケース。)
② 契約社員のSVとして働いていたが、上記にあげたようなSVの業務をほぼこなし、実績を上げて雇用形態変更のテストに合格した場合。
③ そもそも、新卒採用を実施している企業で、新卒採用枠で合格し、最初から正社員だった場合。(プロパー社員とも呼ばれる。)
2020年4月からは、同一労働同一賃金の制度
上記②で述べたような、アルバイトや契約社員から正社員になる人は、高いハードルのテストや実績を越えなければいけないケースがほとんどです。
ですが、2020年4月からは、厚生労働省が推進する
同一労働・同一賃金
の制度が施行されています。
要するに、同じ内容の仕事をする人は、雇用形態に関わらず、同じ賃金を受け取る権利があるとするものです。
このため、難しいテストを受けたり、正社員としてのあらゆるルールに縛られることが果たしてキャリアアップに繋がるかどうか?は、疑問が残るところです。
コールセンターの仕事は、能力次第でハッキリと結果に変化がつくため、雇用形態に関わらずSVの仕事をこなし、会社側ときちんと交渉して報酬をアップしていくことが可能だと思います。
コールセンター SVは、稼げるようになる仕事?
コールセンター SVの仕事は、能力次第でかなり急速なキャリアアップと給料アップが見込めるお仕事だということが言えると思います。
もちろん、
能力次第
ですから、全員ではありませんが。。。
私が今まで見てきたコールセンターでは、契約社員のSVの方が、正社員のマネージャーより、よっぽどしっかり仕事をしていると思う例がたくさんありました。
これからは、入り口がプロパー正社員であろうが、途中入社の契約社員であろうが、結果次第で評価されやすい時代へと変貌していきます。
自分自身の頑張りと能力次第で、ハッキリと数値として結果が出てくるのが、コールセンター SVの仕事です。
どんな風に数値を測定されているのか、詳細については、
のカテゴリーで、コールセンター KPIについていくつか記事を掲載していますので、詳しくはそちらをご覧ください。