
札幌のコールセンター乱立!求人も多数!
札幌市内には、コールセンターがたくさんあります。
あるコールセンターのビルの隣もその隣もコールセンター!
というようなことが、札幌市内は結構あります。
特に、大手BPOの札幌進出は、10年以上前から拡大してきていて、毎年増床・増席しています。
実際に、業務のアウトソーシングをBPO社に依頼すると、札幌を提案されることが多いです。
札幌にコールセンターが多い理由
札幌市によるコールセンター 誘致=補助金
札幌では、20年くらい前からコールセンターの誘致施策を積極的に行ってきています。
当初は、日本全国で景気が悪く、新卒の採用も氷河期と言われた時代。
北海道や沖縄などの地方では、有効求人倍率がとても低い状況にありました。
そのため、今後事業として成長が期待できるコールセンターのお仕事やバックオフィス系のお仕事を札幌に誘致することを狙ったわけです。
札幌にコールセンター を開設すると、最高で3000万円までの補助金が受けられるというものです。
この補助金制度は、今でも続いていて、新規開設のみならず、すでに開設しているコールセンターでも、一定規模の増員で継続して補助金を受けることができます。
また、あまり知られていませんが、母子家庭の母親を正社員採用すると、1人あたりの給与のほとんどが助成金で賄える制度もあります。
札幌のコールセンターは、立地とアクセスが良い!
全国津々浦々のコールセンターを見てきましたが、札幌市内にコールセンターを持つと立地とアクセスが良いと感じます。
東京から札幌のコールセンターに行く場合、JALまたはANAでほぼ30分おきにフライトがあります。
LCCも入れると、もっと選択肢があり、航空会社にとっても羽田ー新千歳ラインは、ドル箱と呼ばれています。
朝早いフライトから夜遅いフライトまであり、日帰りでも便利です。
さらに、新千歳空港から札幌駅のアクセスもかなり良いです。
そして、札幌駅から2−3キロ圏内に大手のBPOコールセンターは集中しています。
札幌でコールセンターの立ち上げをするために、2年転勤していたことがありますが、交通の便はかなり快適でした。
さらに、仕事帰りの買い物や食事、映画や美容院などのエンターテイメントも徒歩圏内で済ませることができるので、とても便利です。
冬の寒さについて質問されることが多いのですが、札幌市内は、地下道が充実していて寒い外を歩くことがほとんどありません。
札幌の地下道は暖房が入っているので、冬場は東京の地下道の方が寒いです。
札幌は家賃が安いので、固定費が安くなる!
そんな交通便利な札幌ですが、家賃は東京の半分以下です。
東京のどこと比べるか?
で違ってもきますが、札幌駅前のA級新築ビルで、当時、坪単価12,000円で借りていました。
東京で同じアクセスとビルのスペックになると、3万円以上はしたと思います。
コールセンターは、どうしても大きなスペースが必要となってきます。
コールボリュームの最高ピークに合わせて席数を用意する必要があるからです。
多くの時間帯では、稼働しないスペースが生まれてきます。
出来るだけ坪単価を安く開設する必要があるのです。
札幌のコールセンターおすすめポイントは?
全国、あらゆるコールセンターと20年以上関わってきましたが、札幌コールセンターは、私の一押しおすすめ立地です。
その理由は、
人材の良さ!
です。
コールセンターは、最終的には、人が接点を持ちます。
業務を円滑に回し、自社のブランディングイメージを保つためには、人の質は大事です。
札幌の人は、コールセンターが求める人材の質にマッチしやすいということがあります。
札幌の人の特徴は、
- 時間厳守!
- 素直で真面目
- 優しく調和的
- 我慢強いので、簡単に離職しない
- コミュニティーの繋がりが強いので、友達紹介による採用が多い
特に『時間厳守』は、驚きのレベルです。
どんなに大雪が降っていても、電車が遅れていても遅刻してくる人がほとんどいません!
東京だと、ちょっと悪天候だったり電車が遅れたりすると、多くの社員が遅刻してきます。
「どうして、大雪なのに誰も遅刻しないの?」
と、聞くと、
「札幌は雪が降るのは当たり前です。前の日の夜に深夜帯の降雪量を天気予報で確認して、逆算して早く起きるんです。札幌では、雪が降ったことが理由で遅刻すると白い目で見られますよ。」
との答えでした。
本州とは常識レベルが違うのだなぁ。。。
と、思いました。
札幌の人にとって、コールセンターで働くのはあり?
そんな札幌の人にとって、コールセンターのお仕事ってどうなんでしょうか?
働き手にとってのメリットは?
やはり、寒い冬でも、暖かい室内でお仕事ができる!
というのは、北の地方の人にとっては、とてもメリットがあります。
また、全国一の離婚率である札幌にとっては、シングル・マザーやシングル・ファーザーが働きやすい環境とも言えます。
大手のBPOでは、託児所を併設しているコールセンターもあり、地域に合った運営がされています。
何と言っても、コールセンターが無数に乱立していますから、コールセンターの経験をつけておくと、転職の選択肢も広いと言えますね。
コールセンター事業者にとっても、札幌に住む人々にとっても、長きに渡りお互いのメリットがある地域です。